皆さんは、間知石擁壁の断面を実際に見られたことはありますか。私も、理屈的には図面で見ているのですが本当の状態はどうなのか気になっていましたら、ちょうど近くで工事の為、一部取り壊してましたので撮影することが出来ました。
間知石擁壁の造りは、見てのとおり急斜面の土手を間知石で押えるように積んでいくものです。角度は、土質により異なり5m迄が基本としての上限となっています。
鉄筋が入っているわけでもなく、言ってみればただ重さで押えているだけです。劣化の判断は、重要になってきます。劣化のポイントとしては、ひび割れ・破損がないか、ふくらみがないかなどです。
3㎡ごとに水抜き穴が空いていることも重要ですね。このような擁壁が、購入物件の敷地内にある時は、特に注意が必要です。劣化の度合いによっては、購入と同時に擁壁の補修や改修をする必要があったりします。その費用は、場合によっては、数百万円掛る場合もありますし、費用面だけでなく隣地へ工事の際にスペースを相談したりとか面倒なことになることも考えておく必要があります。
段差がある物件については、建物だけでなく周囲も注意するよう心掛けましょう。
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イクスプラン一級建築士事務所
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住所:〒814-0121 福岡市城南区
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