耐震診断的に不利な間取り

変な感じのタイトルですが、別な言い方をすると、大量壁が充分に取れなくて注意が必要な建物の傾向をお話しします。

どのような間取りかというと、1、壁が少ない。2、部屋が広い。と、ざっくり言うと、こうなります。

どんな部屋かというと、和室それも二間続きで、ひろえんがある。リビングが、やたら広い。そして、意外とあるのが、北側の面に、水周りを並べた配置で、そのほとんどに窓がつきます。

このような場合、どうしても強度に偏りがでてしまうので、注意が必要です。

また、屋根の種類で、確認申請の時はコロニアルだったのが実際は、瓦屋根だった事があります。

他は、なにも変えず一見問題ないように思えますが、実は、重い瓦に変えた事によって必要強度から2割ほど不足となっていました。

設計時点で、耐震強度が等級1程度であれば、その時点で、「倒壊する可能性がある」との評価だった事になります。

大事なのは、必要強度とバランスですね。

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