住宅を買った後のメンテナンスはとても大事ですよ!

皆様、こんにちは。

 

福岡の住宅の診断・調査でお馴染みのイクスプランでございます。

 

あれほど暑かった夏もすぎ、ずいぶん過ごしやすくなってきましたね。

 

せっかくなので、先日はうきは市にいって山のなかでサイクリングをしてきました。

 

この季節の山はいいですね。

 

さて、今回は「住宅を買った後のメンテナンス」についてお伝えします。

 

住宅、特に一軒家というものは1回買って終わりというわけではなく、定期的にメンテナンスをしていく必要があります。

 

家のメンテナンスは日常の生活空間だけでなく、普段は目にしない部分である屋根裏や床下をしっかりチェックしておく必要があります。

 

では、屋根裏や床下のどんなところを見ておくべきかというと、まずは家の大梁や柱といった構造物ですね。

 

家というのはすべてが1つの素材でできているわけではなく、いろいろな構造材を継いで作っています。

 

屋根裏は、夏は想像以上に暑く乾燥しているので、木材の水分が蒸発し少しずつ痩せていきます。

 

木材が痩せると、ナットが緩んだり継ぎ目がひらいてしまったりします。

 

接続部分が離れかかっている

 

また、福岡は2回ほど地震を受けているので、その際に構造物の継ぎ目が暴れて、外れたり、ゆるんでしまったりすることもありますね。

 

場合によっては写真のように梁が割れることもあったりします。

 

屋根裏の構造材の接続部分が地震などの影響で暴れて外れそうになっている 大梁が割れている

 

構造材自体は大丈夫でも、それを留めているナットが緩んだりすることもあります。

 

屋根裏ナットの緩み 構造用金物ナットが緩んで外れている

 

こちらの写真もナットを外したのではなく、地震などの影響で緩んで外れてしまったものです。

 

構造材の継ぎ目が弱くなると、次に地震がきたときに、想定以上に揺れるので被害が大きくなる可能性が高くなります。

 

他にも屋根の破損や塗装の劣化などが原因で屋根裏が水浸しになっていたりすることもありますね。

 

室内にまで浸水してくればすぐに気がつくのですが、そこまで水が入ってこないために気がつかないことも意外と多いんです。

 

雨漏れの跡

 

この雨漏りは住宅にとっては大敵で、濡れた建材は腐ったり、シロアリの巣になったりして強度が極端に落ちてしまいます。

 

木造住宅はきちんとメンテナンスすれば何十年ももつのですが、雨漏りして濡れてしまうと寿命が一気に縮まります。

 

実際、住宅保険のトラブルの95%くらいは雨漏り関連の被害なんです。

 

屋根や外壁に使われる塗料などの建材の耐用年数はだいたい10年くらいです。

 

10年に一度、あるいはもう少し短い間隔で住宅の状況を調査(インスペクション)しておくと、家の問題を早いうちに発見できます。

 

住宅の修理は問題が小さいうちなら比較的安く済みますが、問題が大きくなると数百万円、一千万円を超えることも珍しくありません。

 

住宅診断で問題を早いうちに見つけることは、結果的に修理費用を大きく節約できることにつながります。

 

今住んでいる家の調査はもちろん、これから家を買うという方は買う前に住宅調査(インスペクション)を実施しておくと、その家に問題があるかどうかを事前に見つけられるのでおすすめしています。

 

 

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◆主な業務

 

・住宅診断サービス(インスペクション)・耐震診断(耐震基準適合証明書の発行)、耐震補強計画・フラット35中古住宅適合証明書の発行

 

・購入住宅の内覧会立会い・同行、新築工事の第三者による工程検査、施工不良・不具合調査など。

 

・既存住宅瑕疵保険(個人間売買)の発行・特殊建築物等(マンション他)の定期検査報告・造改築等工事証明書の発行

 

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