住宅を買うときに確認するべきポイント

皆様、こんにちは。
福岡の住宅の診断・調査でお馴染みのイクスプランでございます。

 

今回は「住宅を買うときに確認するべきポイント」についてお伝えします。

 

住宅、特に一軒家を買うときに確認しておかないといけない点はたくさんあるのですが、その中でも特に注意していただきたいのが「家の基礎」です。

 

基礎とは名前の通り、家の土台となっている部分ですね。
この部分がしっかりしていないと、その上にどれだけよい建物を建てても、ちょっとした地震などの災害で大変なことになってしまいます。

 

そして、やっかいなことに基礎の欠陥・問題というものはパッと見てもわからないことが多いです。
どんなにいい家だなと思っていても、調べてみたら基礎がガタガタだったということはあり得る話です。
もし、家の購入を検討しているのであれば、絶対に買う前に確認しておいていただきたいポイントです。

 

基礎に欠陥がある家を知らずに買ってしまうと、あとになって大きな出費になったり、場合によっては建て替えが必要になることもあります。
しかも一部の業者は基礎の欠陥を知りつつ、そのまま販売していたりすることがあります。
基礎の補修は何百万円もかかるので、そのまま放置して相場よりも安く売っているんです。

 

たとえば、こちらの写真では基礎が真っ二つに割れています。

 

基礎が外側からはあまり目立たないが床下に潜てみるとかなり割れている

 

しかもこのケースでは鉄筋が入っていないので、一度割れたらどんどん広がっていきます。
基礎の割れがあると家も傾いてきますし、損傷が1か所だけではないこともあります。

 

実際のところ、なんだか家が傾いてるなと思って調査したら基礎が割れていたということは少なくありません。
基礎の損傷が少ないうちは注入材と呼ばれるひび割れをつなげる薬剤で処置することができますが、損傷がひどくなってくると、最悪の場合、家の建て替えが必要になります。

 

また、ひび割れが小さくても、放っておくとひび割れから水分がしみ込んで、基礎のなかの鉄筋を錆びさせてしまうこともあります。

基礎が完全に割れ開いてしまっている

 

鉄はさびると膨張して、最終的には基礎を内側から壊してしまうので、小さなひび割れであっても早いうちに対処することが重要ですね。

 

他にも束石(つかいし:木造住宅を支える石)が適当な処置のまま放置されている例もあったりします。

床下の束が浮いてしまっている 床下束が応急処置のままになっている

 

こういった家の根本にかかわる問題は外から見ただけではなかなか判断がつきません


外壁や内装がきれいでも基礎に問題があることは少なくないのです。
せっかく住宅を買うのであれば、家の基礎など目に見えない部分もしっかりしたよい家を選んでほしいですね。

 

もし、家の購入を考えているのであれば、住宅診断(ホームインスペクション)をして、問題がないことを事前に確認してから契約することをおすすめします。
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◆主な業務

・住宅診断サービス(インスペクション)・耐震診断(耐震基準適合証明書の発行)、耐震補強計画・フラット35中古住宅適合証明書の発行

・購入住宅の内覧会立会い・同行、新築工事の第三者による工程検査、施工不良・不具合調査など。

・既存住宅瑕疵保険(個人間売買)の発行・特殊建築物等(マンション他)の定期検査報告・造改築等工事証明書の発行

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