基礎段階でよく見かけるのが、設備の先行配管固定不良です。施工し易いのは判りますが、知識不足から普通に現在も行われています。こちらが指摘すると、「今まで何も言われなかったのに」みたいな顔をされ苦笑する次第です。
鉄筋の被りと同じ理屈ですね。室内は3センチ以上確保する必要があります。写真の様に鉄筋に羽交い締めされては、たまりませんね。一見して「スリーブでカバーしているから直接空気に触れるわけではないし、いいんじゃない」なんて思えなくもないですが、スリーブはあくまでも仮の材料です。抜いたり、割れたりしたら鉄筋が直接露呈してきます。
とにかく、鉄以外の材料で参考資料のような部材がちゃんと売っていますから、ケチらずに使う事が大事ですね。埋めてしまったらわからなくなる箇所などは、けっこうこのような指摘が多いですね。職人の技量に任せる工務店が多いと思います。背景となる理由はいろいろありますが。結局、設計施工一体型の弊害とも言えるでしょうね。充分なチェック機能が働いていない場合が多いようです。
多少、身銭を切ってでも第三者の工程検査が大事ですね。あとで何倍にもなって帰って来ることになるかもしれませんね。
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