フラット35適合証明書がいらない物件があるって本当?

明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。

2023年も 昨年2022年以上に住まいを通して皆様の幸せな生活のお手伝いをしたいと思っております。

どうぞ本年もEQSPLAN(イクスプラン)をよろしくお願いします。

今日は当社で多くご利用を頂いている

フラット35適合証明書の発行に関してご案内したいと思います。

「フラットの借入対象となる住宅」の条件の一つに

・住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合する住宅

https://www.flat35.com/loan/flat35/conditions.html

というものがあります。

よって、通常は、フラットの借入をしようと思っている住宅が、住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合しているかを判断するために、適合証明技術者が書類・現地調査を行い、基準に適合している場合に、「適合証明書」を発行します。

でも住宅によっては

「適合証明手続きを省略できる」場合があります!

どんな時に省略できるのでしょうか?

以下の場合です。

  • 築年数 20 年以内の中古住宅で、新築時に長期優良住宅建築等計画について認定を受けている住宅

築年数が20年以内*で、新築時に長期優良住宅の普及に関する法律の規定により、長期優良住宅建築等計画についての認定を受けている住宅は、「【フラット35】中古住宅(長期優良住宅)に関する確認書」を金融機関に提出することによって、適合証明手続きは不要となります。

*20年以内とは…

 検査済証の交付日、もしくは 登記事項証証明書の表記登記「原因及びその日付」に

 記載された日が、借り入れ申し込み日の20 年前の応当日の翌日以後である場合

  • 安心R住宅である中古住宅で、新築時にフラット35を利用している住宅

安心R住宅で、新築時にフラット35を利用している住宅に関しては、「【フラット35】中古住宅(安心R住宅)に関する確認書」を金融機関に提出することによって、適合証明手続きは不要となります。

※既存住宅売買瑕疵保険の検査基準の適合日が1年以内である住宅に限ります。

  • 築年数 10 年以内の中古住宅で、新築時にフラット35を利用している住宅

築年数が10年以内*で、新築時に長期優良住宅の普及に関する法律の規定により、長期優良住宅建築等計画についての認定を受けている住宅は、「【フラット35】中古住宅(築年数10年以内)に関する確認書」を金融機関に提出することによって、適合証明手続きは不要となります。

*10年以内とは…

 検査済証の交付日、もしくは 登記事項証証明書の表記登記「原因及びその日付」に

 記載された日が、借り入れ申し込み日の10 年前の応当日の翌日以後である場合

  • 団体登録住宅である中古住宅

団体登録住宅*である中古住宅は、「【フラット35】中古住宅(団体登録住宅)に関する確認書」に借入申込者が必要事項を記載したものを金融機関に提出することにより、中古住宅の適合証明手続きは不要となります。

※査定時点検日(劣化状況確認日)から1年以内である住宅に限ります。

*団体登録住宅とは…

機構と協定を締結した団体が運営する中古住宅の登録制度の対象となる住 宅をいいます。令和4年 10 月1日現在において機構と協定を締結した団体は一般社団法人優良 ストック住宅協議会のみで、スムストックとして登録されている住宅を団体登録住宅の対象とし ます。 

  • 中古マンションらくらくフラット35

「中古マンションらくらくフラット35」として機構に登録されているマンションは、機構のホ ームページからダウンロードした「適合証明省略に関する申出書」に借入申 込者が必要事項を記載したものを金融機関に提出することにより、中古住宅の適合証明手続は不要と なります。

中古マンションらくらくフラット35の該当物件は以下のサイトから確認できます。

https://www.simulation.jhf.go.jp/flat35/f35ums/index.php

以上の場合は、フラット35の適合証明書を省略することができます。

フラット35を利用しようと思うと、検査費用などを気にされる方もおられるかと思いますが、『フラット35中古住宅に関する確認書』を金融機関に提出するだけで済む場合もあるということを知ると、また少し住宅を選ぶ視点も変わってくると思います。

ただ、新築10年以下、20年以下と証明書の発行を必要としない物件でも、

以前住んでいた方がどれほどお家の内部をメンテナンスされていたかによって、お家の状態は異なります。また台風や地震など自然現象の影響は必ず受けているはずです。それに加え、異常な湿気、雨漏り、シロアリなどお家の劣化を早める原因が潜んでいるかもしれません。

「証明書の発行手続きを省略できる=安全な住まい」とは限らない

ということです。

イクスプランでは、証明書の発行に伴う住宅調査だけでなく、お家の気になる部分、要となる床下・屋根裏の調査も行っております。

せっかくのマイホームの購入に後悔しないために、1日でも長く安心して住めるように、お家の点検をお勧めします。

費用・時間・その他住宅診断に関する疑問があれば、是非お気軽にご相談ください!

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