住宅診断 耐震診断 注意するのは建物本体だけではない!(境界ブロック編そのⅡ)

意外と皆さん関心がないもので、注意が櫃異様なのがブロックの高さと強度です。

 

平成12年の耐震に関する改正が行われるのと併せて、ブロックに関する基準も見直されました。

 

ざっくり言いますと、ブロックは、鉄筋を入れて6段までしか積んではいけないことになっています。

 

また、地面の段差を土留めとして使う場合は、1m以内(5段まで)。それ以上にしたい場合は、型枠コンクリートブロック・間知石積み・鉄筋コンクリート擁壁のきちんと構造計算または、大臣認定のある工法にもとづいてつくる事になります。要するに、費用も掛かります。

 

参考に載せている写真は、地震を経験したブロックの様子を撮影しています。ひびが入っているのが分かると思いますが、鉄筋が入っていますから、動いたとしても倒れず踏ん張った格好になっています。また、その横の写真は異なる種類の工作物が積んであり地震に持ち堪えれずに倒れている様子です。下敷きになってなくなる方も実際におられますから、気をつけたいですね。

 

通常の生活では、極端な話鉄筋もいらないわけですが、台風・地震・地盤沈下などの強い力が働くことを前提に造り必要があり、それは外構の工作物においても同じことですね。

 

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