戸建て住宅で、最も重要な事の一つその2(設備類の壁貫通工事は防水シート下地工事に全て終わらせることが重要!!)

今回は、先日の続きで外壁ボードの内側にある透湿防水シートの配管廻りの施工についてです。

前回のポイント箇所(屋根の変形部分の取合いやバルコニーの壁との取り合い部分)と同様に重要なのが、電気の配線や換気配管の貫通処理部分です。

配管の貫通は、工期が迫っている場合などは、バタバタと施工して終わった瞬間にチェックの時間も取れないまま、外壁のボードを張る事が考えられます。実際、雨洩れの現場をはぐった事例などを見ると、たまたまでないことが判ります。

外壁のボードは、通気工法という画期的と言える工法が現在主流となっており、外壁のひび割れなどで雨水が仮に内部へ侵入したとしても、構造柱などまでは空間がある為本体へは到達しにくい納まりとなっています。

ただ、それは真っ直ぐの平行な外壁と内壁部分の話してあって、実際の現場はそう単純なものではなく、複雑に絡み合っていますから、単に外側の防御だけに頼るのではなく不安な箇所については、二重・三重の備えを行う必要があると考えます。そうすることによって、借りに表面の災害によるひび割れや劣化による破断などがあったとしても、内側の防汚水シートで雨水の侵入を防ぐことが出来るわけです。

見えなくなるところは、特にチャックが甘くなるようですね。

 

 

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