床下調査を行っていると時々、地面が割れている場合があります。
その現場の複数の条件が重なっていることもあり、一概には言えませんが一つの大きな要因として、地面が移動している場合があります。
移動と言っても、地面が沈下したり境界の擁壁に問題があり土圧により地面の土砂が動いたりすることを言います。
写真の物件は、旧耐震で当時は地盤調査などしないのが一般的で基礎は布基礎の無筋コンクリートが主流でしたから、弱い地盤の場合は、不同沈下を起こし、基礎は耐え切れず割れて鉄筋が入っていないので地面の沈下と共に下がっていくことになります。
写真の様に、ヒビというより割れている状態ですね。
この建物は、その傾いた状態を全面改装して売りに出されていたのを購入したものでした。
基礎や地盤そのものを補強していませんから、同じ様に地盤の沈下と共にさらに床が傾いていました。
何もないときは、そのままですが、最近の熊本地震等で弱いところが露呈することになります。
基礎と地盤の補強をするだけで、1千万円程度はかかると思われます。
皆さん、住宅は大きすぎる買い物ですから、慎重に検討しましょうね。
その検討の中に、専門家に診てもらう事は必須であると思います。
身銭を切って検討する事が基本ですね。
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イクスプラン一級建築士事務所
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住所:〒814-0121 福岡市城南区
神松寺3-14-20-1013
TEL:092-862-8880
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