今回は、基礎工事の欠陥パートⅡです。(好んで施工不良の話題を出したいわけではありませんが(・_・;))
基礎工事は、建物を支えるうえで最も重要な工程ですが、コンクリートで埋めてしまえば破壊しなければ、寿命が尽きるまでまたは、よほどの問題が発覚して調査を行わない限り施工不良は判りません。
多少、ひびが入ったり沈下しても、もうだいぶ経ちますもんね、とか、地盤の影響かもしれないし多少はありますもんね。などとはぐらかされることも。
そのようなことがない様に、工事のポイントで第三者の専門家が施工主に代って立会い、チェックする「工程検査」があります。
今回は、その依頼で立会い検査を行ったのですが、とんでもないことをやっていました。(指摘しなかったら、このまま工事を進めていたのかと思うと、客をなんと思っているのかと怒りがこみ上げてきます。)
基礎の立上り部分に当たる鉄筋の様子ですが、切断されています。手に持ったらすっと持ち上り、わが目を疑いました。なぜこのようなことをするかというと、立上り基礎の上に載せる土台・柱との位置がずれているわけです。そのずれが、底盤の打設完了後に分かったものだから、位置合わせのために鉄筋を切断したり、まげたりしているわけです。
あきれて言葉になりません。
夢の広がる外観や間取りデザインであっても、施工が伴っていなければ、意味がありませんね。
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