床下環境と建物の寿命

建物の寿命を決定つけるもっとも大きな要因の一つとして、床下の状態があげられます。

 

人間の体と同じで、足腰が弱るとどうにもこうにもってことになりますが、まさにその足に当たるのが床下ですね。

 

含水率は、20%以下出来れば15%程度が理想ですね。30%を超えるとシロアリが棲みつく可能性が高くなります。

 

床下の状態で重要なポイントは、構造材に湿気・蟻害・水漏れなどが心配ない環境にある事が、重要です。具体的には、1.床下は常に風通しがよく湿気がこもらないこと。2.床下の配管が破損・接続不良などにより水漏れが起きてない事。3.床下の地面が露出している建物は、防湿シートや乾燥材を敷くなどして湿気が上がってくることを食い止める措置を行う事。4.床下の地面は、屋外地面高さより5センチ以上高い関係になる事。が主なポイントになります。

 

また、地形的に注意したいのは、隣地との段差があり当該建物が低い方にある場合です。地下水脈が浅い場合、床下を通るときに湿気を誘発します。露出した地面の場合は特に注意が必要です。

 

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